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Shopifyアプリ「Advanced Registration」で許可制会員サイトを作ろう

取扱う商材やECサイトの特性などにより、許可制会員サイトにしたい場合、Shopifyアプリで実現することが出来ます。そこで今回はShopifyアプリ「Advanced Registration」で許可制会員サイトを作ってみましょう。

Shopifyアプリ「Advanced Registration」で許可制会員サイトを作ろう

会員登録フォームは、Shopifyそのものにも初期状態で設定がされていますが、初期設定の情報では不足している、必要な情報項目を追加したい場合などには会員登録フォームのカスタマイズが必要です。
また、登録情報が追加できてもそれを活用する管理項目がないと、運用していくうえで不便になります。
この場合、会員登録フォームのカスタマイズと顧客の管理ができるShopifyアプリをインストールしてShopifyをカスタマイズすることで対応することが出来ます。
このタイプのアプリについては、以前「Bold Memberships」をご紹介しましたが、今回は「許可制サイト」の機能を付与することが出来るタイプのShopifyアプリ「Advanced Registration」をご紹介します。

1:「Advanced Registration」ってどういうアプリ?

「Advanced Registration」はTalon Commerceが提供している英語版アプリで、金額は月額12.95ドル。無料トライアル期間が7日間設定されているShopifyアプリです。
注意すべきは、有効になっている(アクティブ状態の)Shopifyアカウントでないと、このアプリの管理画面を表示することが出来ない点。
Shopifyショップをアクティブにする前の状態ではトライアルが出来ない点と、日本語サポートがない点だけはあらかじめご注意ください。

2:「Advanced Registration」でできることは?

  • 登録フォームのデザインや項目追加などのカスタマイズが出来る
  • 顧客管理が可能
  • 承認したユーザーのみにアクセスを制限設定できる
  • 登録ユーザーへフォローメールなどを送信できる
  • ユーザー自身での、登録情報の編集ができる

3:「Advanced Registration」の設定

それではこの「Advanced Registration」をいよいよ設定してみましょう。
「Advanced Registration」は英語版アプリなため、メニューやFAQが英語版ですが、アプリで導入出来る機能の内容から考えても、有益なアプリの一つでもありますから、英語版アプリだからと身構えずに、是非試してみて下さい。

3-1:インストール

1.「Advanced Registration」をShopifyアプリストアで検索、あるいはこちらから表示し、「Add app」または「アプリを追加」をクリックします。

2.確認画面が表示されますので、「アプリをインストール」をクリックして、Shopifyへインストール作業を開始します。

3.以上でインストールは終わりです。
Shopifyショップサイトのメニュー「アプリ管理」から、「Advanced Registration」がインストールされていることを確認してください。

それでは、いよいよ、設定をしていきましょう。

3-2:基本設定

1.Shopifyショップサイトのメニュー「アプリ管理」から、「Advanced Registration」の管理画面を表示すると、下記のような画面が表示されます。

2.カスタマーアカウント(顧客アカウント)が有効になっているかを確認します。

3.次に、「Go to setting/checked」のリンクをクリックして、Shopifyの「設定」―「チェックアウト」に移動し、上の画面のように、「アカウントを必要とする」、あるいは「アカウントを任意にする」が選択されていることを確認します。

4.確認が出来たら、いよいよ会員登録に関する各設定を行います。

3-3:会員登録フォームをカスタマイズする

・「CONFIGURATION」設定

1.まず、「CONFIGURATION」を選択し、会員登録の流れについて設定を行います。
会員登録に際し、その流れで、適用したい項目にチェックをいれます。

2.各項目について、設定が完了したら、最下段にある「SAVE SETTING」をクリックして、設定を保存します。

・「FORM DESIGNER」でカスタマイズ

1.「FORM DESIGNER」を選択すると、下記のような画面が表示されます。

2.表示された画面の左側の各項目よりフォームを編集・設定してください。
編集内容は、右側のプレビュー画面確認することが出来ます。
なお、編集画面のタブごとに、編集できる内容が異なりますので、必要な項目を選んで編集を行いましょう。
下記に、タブごとに編集できる内容について、記載します。

  • 「FIELDS」:会員登録の際の記入欄の編集を行う
  • 「LOOK」:フォームの見た目/デザインを編集・カスタマイズする
  • 「BIHAVIOR」:フォーム動作を編集・カスタマイズする
  • 「TEXT」:表示させる文字を変更・カスタマイズする

3.各編集・設定が完了したら、画面右側のプレビューの下に表示されている「SAVE FORM」をクリックして、設定を保存します。

4.編集しているフォームは、画面上部に「Not Published」と表示されている間は編集内容が公開されていませんので、カスタマイズが完了・フォームを保存した後、公開する必要があります。
画面上部の「Not Published」表示部分のスイッチをクリックし、オン(右側にボタンが寄っている状態)にして、フォームを公開します。

以上で会員登録フォームのカスタマイズと公開は完了です。

・登録フォームカスタマイズ後の、承認/拒否は「CUSTOMERS」から

「Advanced Registration」管理画面の「CUSTOMERS」を選択すると、会員の承認/拒否、ならびに、承認待ちの顧客の一覧を表示することが出来ます。
許可制の設定を行っている場合は、こちらの画面から、承認/拒否を行ってください。

  • 「PENDING」:承認申請中の顧客の一覧が表示されます。
  • 「APPROVED」:承認した会員が表示されます。
  • 「REJECTED」:拒否した顧客が表示されます。

4:まとめ

今回は、許可制サイトのカスタマイズが出来るShopifyアプリ「Advanced Registration」の会員登録フォームのカスタマイズについて概要をご紹介しました。
「Advanced Registration」は、登録フォームのカスタマイズ項目も豊富で、記入欄についての説明文や注意書きを付与することもできる点でも、便利なアプリです。英語版アプリである点や、アクティブなShopifyアカウントでなくてはトライアルが出来ない点など敷居は少々高いですが、例えばIDが必要な卸売サイトや特定の認可コードが必要な商材を扱うECサイトなどのように、許可制を用いた会員登録にしたい場合やShopifyの初期設定では情報が不足してしまう場合には実に有益なアプリでもありますので、是非試してみて下さい。
とはいえ、自分が実現したい会員登録機能がこのShopifyアプリで実現できるかわからない、あるいは、実現したい事柄には、どのアプリが最適なのかアドバイスが欲しいという方もいることでしょう。
そんなときは、お気軽に弊社MH DESIGNSまでご相談ください。
弊社は、オフィシャルでは数少ない「ShopifyExpart」に認定されている制作会社の一つですので、ご依頼いただければ、御社の実現したい内容について丁寧にヒアリングをしたうえで、最適なShopifyの構築やアプリのご提案をさせていただきます。
どうぞお気軽に弊社MH DESIGNSまでご相談ください。