BLOG

ホームページ制作会社のニュース・ブログ

Keep Going.

ホームページ制作に役立つことから、スタッフの素顔まで。

Shopifyアプリ「Quantity Breaks – Bulk Prices」で販売個数を設定

EC運営ではセールや限定・予約販売など商品やカテゴリごとに個数制限や個数に応じた割引設定をしたいことがあります。今回は、Shopifyアプリ「Quantity Breaks – Bulk Prices」で販売個数を設定する方法をご紹介します

Shopifyアプリ「Quantity Breaks – Bulk Prices」で販売個数を設定

ECサイトを運営していると、セールや限定販売、予約販売など様々なシチュエーションで商品ごとに個数制限や、個数に応じた割引などを設定したい場合があります。
何個以上で何%かディスカウントなど、商品ごとに設定することが出来ると、集客や販促の施策としてその商品を活用することが出来るようになりますし、セール時等での最低購入個数や購入上限数の設定が行えれば、想定外の大量購入者の存在などを回避できますから、在庫数や発注数のコントロールで頭を悩ませることも幾分か楽になるでしょう。そこで今回は、個数制限や個数に応じた割引などの設定が行うことが出来るShopifyアプリの「Quantity Breaks – Bulk Prices」をご紹介します。

1:「Quantity Breaks – Bulk Prices」ってどういうアプリ?

「Quantity Breaks – Bulk Prices」はOmega社が提供している英語版アプリで、金額は月額7.99ドル。無料トライアル期間が30日間設定されているShopifyアプリです。
「Quantity Price Breaks」とも呼ばれているアプリで、個数制限や個数に応じた割引などの設定が行うことが出来るShopifyアプリとしては、定番アプリの一つといえるでしょう。
トライアル期間が30日と長く、アプリ管理画面ではダッシュボード画面で販売/売上データを確認することも可能ですので、体験期間を十分活かして、管理データの表示飲みやすさや使い勝手なども確認してみて下さい。

2:「Quantity Breaks – Bulk Prices」でできることは?

  • 商品のバリエーション、商品、コレクション、またはストア全体に割引ルールを設定することが出来る
  • 無制限の割引を作成することができる
  • 最小注文個数と最大注文個数を設定することができる
  • 割引キャンペーンの開始日と終了日を設定することができる
  • 金額またはパーセンテージで割引を設定することができる
  • カートページに割引ボックスを表示、2つの割引を同時に適用することができる
  • 特定のタグを持っている顧客やメンバーのみに限定の価格、割引を表示・適用することが出来る
  • レイアウトや文字等のスタイルの設定をすることが出来る

「Quantity Breaks – Bulk Prices」アプリ紹介画面より意訳

3:「Quantity Breaks – Bulk Prices」の設定

それではこの「Quantity Breaks – Bulk Prices」をいよいよ設定してみましょう。
「Quantity Breaks – Bulk Prices」は英語版アプリなため、メニューやサポートが英語版ですが、アプリで導入出来る前述の機能の内容から考えても、非常に有益なアプリの一つでもありますし、インターフェイスもわかりやすいつくりになっていますので、英語版アプリだからと身構えずに、是非試してみて下さい。

3-1:インストール

1.「Quantity Breaks – Bulk Prices」をShopifyアプリストアで検索、あるいはこちらから表示し、「Add app」あるいは「アプリを追加」をクリックします。

2.確認画面が表示されますので、「アプリをインストール」をクリックして、Shopifyへインストール作業を開始します。

3.以上でインストールは終わりです。
Shopifyショップサイトのメニュー「アプリ管理」から、「Quantity Breaks – Bulk Prices」がインストールされていることを確認してください。

それでは、いよいよ、設定をしていきましょう。

3-2:基本設定

1.Shopifyショップサイトのメニュー「アプリ管理」から、「Quantity Breaks – Bulk Prices」の管理画面を表示すると、下記のような画面が表示されます。

この時、画面の表示範囲の状況によっては、管理画面上部にあるメニュー部分が、下図のようにハンバーガーメニューで表示される場合があります。
この時は、ハンバーガーメニューをクリックすると、メニュー内容が、画面上部へ表示されるようになります

            ↓

2.「Setting」をクリックし、設定画面を表示します

「LayoutSettings(レイアウト設定)」「Limit Settings(制限設定)」「AdvansedSettings(高度な設定)」の3つのタブがありますので、それぞれ、必要な項目の設定を行います。
設定内容は、画面右側に表示されるプレビューで確認をすることが出来ます。
※画面の表示範囲の状況によっては、プレビュー画面が、画面下段に表示されている場合があります。
3.設定を変更、あるいは新たに設定をすると、画面上部に下図のようなメニューが表示されますので、忘れずに「Save」をしましょう

4.設定が終わったら、次は、設定したい各項目について設定を行います。

3-3:個数制限や期間設定、特定タグのユーザー用割引を設定する

・「Product」単位で設定する

1.まず、「product」を選択し、登録されている商品、あるいは商品の追加を行います。
この時、エクセルファイルにて、一括インポートを行うことも可能です。(最大2000行まで/1ファイル)

2.設定を行いたい商品欄の「Add rule」をクリックすると、その商品に関する設定画面が表示されますので、必要な項目に設定を行います

3.設定が完了したら、忘れずに「Save」をクリックして、設定を保存しましょう。

・「コレクション」単位で設定をする

1.まず、「Collection」を選択し、登録されているcollectionの一覧から、設定を行いたいCollection欄の「Add rule」をクリック行います。
2.この画面でも「product」の時同様の、そのコレクションに関する設定画面が表示されますので、必要な項目に設定を行います。

3.設定が完了したら、忘れずに「Save」をクリックして、設定を保存しましょう。

・購入制限設定をする

1.「Limit purchase(購入制限)」をクリックすると、下図のような画面が表示されます。

この画面では、購入制限の設定を行います。
対象が「Product」であれば、product項目のプルダウンから対象の商品を選択して設定を行ってください
対象が「Collection」であれば、「BULK EDIT FOR COLLECTION(コレクションの一括編集)」をクリックし、プルダウンから対象の商品を選択して設定を行ってください。

どちらの場合も、設定後は、かならず「Save」をクリックしで保存することを忘れないようにしましょう。

以上で、設定は完了です。
ショップ画面で正しく表示がなされているか、確認をすれば完了です。

4:まとめ

今回は、販売個数や個数依存の割引などのカスタマイズが出来るShopifyアプリ「Quantity Breaks – Bulk Prices」の設定について概要をご紹介しました。
「Quantity Breaks – Bulk Prices」で可能になる個数制限や個数による割引、あるいは特定タグの設定されているユーザー限定での割引設定などは、集客や販促の施策としても、通常の販売ルールとしても有用なカスタマイズ機能ですので、ぜひとも活用したい便利なアプリです。英語版アプリである点や、アクティブなShopifyアカウントでなくてはトライアルが出来ない点など敷居は少々高いですが、ECサイトでの販売方法の幅が広がるという点では、実に活用しがいのあるShopifyアプリの一つとなりますから、是非試してみて下さい。
とはいえ、自分が実現したい機能や設定がこのShopifyアプリで実現できるか、未だアクティブアカウントがないからわからない、あるいは、実現したい事柄には最適なアプリがどれなのか、Shopifyの初期設定で工夫をすればできるのか、それともアプリをインストールしたほうが簡便で開発費も抑えつつ実現できるのかなど、詳細なアドバイスが欲しいという方もいることでしょう。
そんなときは、お気軽に弊社MH DESIGNSまでご相談ください。
弊社は、オフィシャルでは数少ない「ShopifyExpart」に認定されている制作会社の一つで、またECサイトの運営や構築の面でも豊富な経験と知見を誇っております。ご相談、ご依頼いただければ、御社の実現したい内容について丁寧にヒアリングをしたうえで、最適なShopifyの構築やアプリのご提案をさせていただきます。
ShopifyやShopifyアプリでお困りの際は、どうぞお気軽に弊社MH DESIGNSまでご相談ください。

関連記事

郵便番号を元に、住所の自動入力を実装!yubinbango.js
ヘッドレスCMSとは
セマンティックなHTMLの重要性と実例講座【誤用編】
セマンティックなHTMLの重要性と実例講座【基礎編】