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Shopifyアプリ「EasyLockdown」でアクセス制限を活用しよう!

EC施策の一つにオンラインショップの差別化、顧客ロイヤリティというものがあります。そこで今回は競合との差別化を図る手段として、顧客区分による表示制限が可能なShopifyアプリ「EasyLockdown」でアクセス制限を活用しようと思います

Shopifyアプリ「EasyLockdown」でアクセス制限を活用しよう!

ECサイトを運営していると、集客・販促施策のひとつとして、会員限定のフェアやリピーター限定のセール、あるいはメルマガ購読者専用のお得情報ページや初回会員登録ユーザー限定の価格設定など、ある条件を満たした顧客やユーザーだけにコンテンツを開放したいケースというのが発生します。
今回は、そんな「設定した条件でのアクセス制限」をShopifyで構築したECサイトで可能にすることができるアプリの一つ、Shopifyアプリ「EasyLockdown」の導入と、中でもニーズや活用機会の多い主な2つの設定についてご紹介します。

1:「EasyLockdown」ってどういうアプリ?

「EasyLockdown」は、NexusMedia社が開発したShopifyのアプリで、「顧客別のアクセス制限」機能をストアに導入することができるアプリです。

「EasyLockdown」は月額7ドルの英語版のアプリで、無料料体験(トライアル)期間が7日間設けられています。
自分の望むセグメント別のアクセス制限が実現できるかどうかを、あらかじめこの帰還で試してみることが可能ですので、まずは1週間、じっくり確認してみて下さい。

2:「EasyLockdown」でできることは?

  • ワンクリックでサイト全体の公開/非公開をコントロールできる
  • ログインしている顧客/ユーザーのみに、取扱商品の価格やカートボタンを表示させる
  • 特定条件のユーザーにのみ、指定したページへのアクセスを許可する
  • 複数のアクセス制限ページを同時に設定できる
  • 顧客/ユーザーの場所(ロケーション)でアクセス制限をすることが出来る
  • 商品だけでなく、ページやブログ、コレクションなどに対してもアクセス制限をすることが出来る

上記のいずれも、集客や販促の施策を考えるときに、活用機会の多い機能ですので、7日間のトライアル期間中に自分の望む条件での制限指定が出来るかどうか、またどういう制限指定の機能がありどう活用できるかについても、じっくり検討してみて下さい。

3:「EasyLockdown」の設定

それではこの「EasyLockdown」をいよいよ設定してみましょう。
「EasyLockdown」は英語版アプリなため、メニューやFAQが英語版ですが、アプリの設定・管理画面はアイコン付きで非常にわかりやすくできており、アプリのユーザビリティはかなり良いタイプのアプリとなっており、また、アプリで導入出来る機能の内容から考えても、実に有益なアプリの一つでもありますから、英語版アプリだからと身構えずに、是非試してみて下さい。

3-1:インストール

1.「EasyLockdown」をShopifyアプリストアで検索、あるいはこちらから表示し、「Add app」をクリックします。

2.確認画面が表示されますので、「アプリをインストール」をクリックして、Shopifyへインストール作業を開始します。

3.以上でインストールは終わりです。
サイトのメニュー「アプリ管理」から、「EasyLockdown」がインストールされていることを確認してください。

それでは、いよいよ、アクセス制限を設定していきましょう。

3-2:ログインしている会員にのみカートボタンや価格を表示させる

例えばECサイトの各商品、あるいは特定の商品の値段を会員限定とする場合、方法としては、価格は表示しておいて、ログインしていない閲覧者にはカートボタンを非表示にするという方法と、もう一つはログインしていない閲覧者に対しては、価格そのものを表示しないという方法とが存在します。
 どちらも、会員かどうかは、ログインしていない状態では確実な判定は難しいため、ログインしているか否かをアクセス制限の判定基準に指定するパターンです。
1. アプリ画面を表示すると、初回は下記の画面が表示されますので「CreateLockdown」をクリックします。

2.下記のような確認画面が表示されますので「I understand」をクリックします。
ちなみに、ここで表示されているのは、アプリ削除の際の注意事項で、下記のような内容が表示されています。
「アプリを削除する場合は、すべてのロックを無効にすることを忘れないでください。ロックが有効になっているアプリを削除すると、ウェブサイトにアクセスできなくなる可能性があります。」

※もし、トライアル期間後にアプリを削除する場合は、設定したロックを解除することは忘れないようにしてください

3.下記のような画面が表示されますので、設定したい内容を選択します。
 今回の場合は、ログインしている会員にのみカートボタンや価格を表示させるので、
まず、上段では、「May Access」(アクセス可能)を選択。
続いて、下段では「All logged in customers」(ログインしているすべての顧客)を選択します。

4.すると、その下に、次のような「Content to Lock」(制限するコンテンツ)画面が表示されますので、制限したい内容を設定します。
今回の場合は、ログインしている会員にのみカートボタンや価格を表示させるので、
「ログインしている会員にのみ価格を表示させる」
「ログインしている会員にのみカートボタンを表示させる」
の2つの条件を設定
します。

まず、「Price」(価格)を選択します。
※1つの制限指定には1つの項目しか選べませんので、「カートの非表示」についても、同様にもう一つあとから設定を行います。

5.「Price」(価格)を選択すると、下記のような確認画面が表示されます。

画面の内容は、「価格は他のすべての選択されたコンテンツを上書きするため、他のルールは削除されます。続行しますか?」という確認画面です。
問題なければ「OK」をクリックします。

6.下記のような項目が追加で下段に表示されますので、「Redirect to Login page (for non-logged in customers only)」(ログインページへリダイレクトする(未ログインの顧客のみ))を選択します。
この時、「Redirect to Login page (for non-logged in customers only)」を選択すると、下に「Link Text」欄が表示されます。
ここには、本来、価格が表示される場所に、代わりに表示されるテキストを設定することが出来ます。

以上で、ログインしている会員にのみ価格を表示させる設定が完了です。
画面上部の「Save」をクリックして設定を保存します。

7.「6」で保存したルールが設定され、下記のような画面が表示されますので、「CreateLockdown」をクリックし、設定画面を表示したら、以降、同様に設定を行います。

8.「ログインしている会員にのみ」のルールを設定したら、「Hide Purchase form」(カートの非表示)を選択します。

9.「Hide Purchase form」(カートの非表示)を選択すると、さらに下に、画面とプルダウンが表示されますので、カートを非表示にする商品が、すべてのプロダクト(商品)か、あるいはどれかのプロダクト(商品)かをまずプルダウンで選択します。

「Product」を選んだ場合は、その下に、どの商品かを指定します。
 ※複数ある場合は複数の商品を「Add Product」で追加し、指定してください。

10.以上で、「8」で指定した商品のカート非表示設定は終了です。
画面上部の「Save」をクリックして設定を保存します。

以上で、ログインしている会員にのみカートボタンや価格を表示させる設定が完了です。

3-3:特定条件のユーザーにのみ、お得なページへのアクセスを許可する

次は、「特定条件のユーザーにのみ、お得なページへのアクセスを許可する」制限について簡単にご紹介します。

1.「特定条件のユーザー」といっても、条件は様々です。
先程設定した「ログインしているユーザーか否か」をはじめ、他にもどこの場所のユーザーかなどの他にも下記のように、パスワードやアクセス用URLを知っているユーザー限定の設定や、セグメント指定の制限ルールなどがあります。

設定手順そのものは「3-2」と同様ですので、設定したいセグメント、あるいは、パスワードやアクセス用URLを知っているユーザー限定などの項目を、まず選択します。

2.「Selected customers」の場合は、表示されたプルダウンから、該当するフィルター項目を選択し、そのフィルターに必要な条件を登録します。
例えば、特定のタグ設定が為されているユーザーのみに表示するページに対しての制限であれば、プルダウンメニューから「Tagged with」を選択→表示される設定欄に、フィルタリングしたいタグを登録します。

3.ユーザー上限が設定出来たら、その下に表示されている「Content to Lock」画面で、どのような動作をさせるのかを指定します。
 例えば、お得なページへと誘導させるのであれば、「Page」を選択し、表示されるプルダウンから該当のページを選択したうえで、「How to Lock」画面で動作を指定します。
 「お得なページ」というのが、特定商品や特定のブログ記事等であれば、「Products」や「Blog」を選択し、同様に「How to Lock」画面で動作を指定してください。

4.設定が完了したら、画面上部の「Save」をクリックし、設定した条件を忘れず保存・完了するようにしましょう。

4:まとめ

「EasyLockdown」の機能や導入、ニーズの高い機能についての基本的な設定について、ご紹介しました。「EasyLockdown」はその条件の組み合わせで、出来る制限の幅がぐんと広がるShopifyアプリです。
制限をかけるための絞り込みも様々なパターンが選択でき、また、それに対する制限の設定や動作についても指定が可能です。実際にご自身で試して、ぜひとも活用してみて下さい。
 もちろん、ご自身で叶えたいアクセス制限を実現するために、どんな設定をしたらいいのかがわからなかったりあるいは、この場合にはどんな設定同士を組み合わせればいいのだろうと困惑する方もおられるでしょう。あるいは、ご自身で設定するのは難しかったり、ShopifyやShopifyアプリに詳しい誰かに頼みたいと思われる方も恐らくおいでになる事と思います。
そんなときは、是非、弊社MH DESIGNSにご相談ください。
Shopify 公認パートナーでもある弊社には、Shopifyを熟知したスタッフが在籍しております。叶えたい機能やアクセス制限を実現するため、丁寧なヒアリングを踏まえた最適なご提案や、ご依頼いただければ設定についても対応させて頂きます。
ShopifyやShopifyアプリでお悩みの際は、お気軽に弊社MH DESIGNSまでご連絡ください。

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