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ホームページ制作会社のニュース・ブログ
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2021.06.21
ホームページ制作を専門の会社へ発注する際、気になるのが料金の支払い体系です。制作料金の支払いについては会社によって仕組みが異なっているため、時として混乱を招く場合もあります。
また、制作会社によっては「着手金」と呼ばれるシステムを導入している場合もあります。あらかじめこれらの仕組みを把握しておくことで、円滑な取引を進められます。今回は、ホームページ制作における依頼料金の支払い方法や、着手金の役割についてご紹介します。
着手金はその案件に取りかかる際、前払いで発注先に支払う料金のことで、弁護士費用の支払いや、家を建てる時に工務店へ支払う際に用いられることの多いシステムです。
ホームページ制作においてもこの性質は同様で、正式な制作発注はこの着手金を支払うことで成立する仕組みを採用している企業はよく見かけます。料金前払いとはいえ全額支払うわけではなく、一定額を契約とともに支払い、ホームページが出来上がってから残りの額を支払う、という仕組みを取り入れる際に用いられます。
ホームページ制作を専門の会社に依頼する際、どのような支払い方法があるのかについて、ここでポピュラーなパターンを確認しておきます。
ホームページ制作料金の支払いパターンは、主に3つです。依頼を検討している会社がどのパターンに当てはまるのか、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
一つ目のパターンは、全額を後払いで決済するというものです。一般的な消費物の購入方法と同じで、商品が手に入ってから料金を支払う仕組みは、比較的馴染み深いと言えそうです。
ただ、ホームページ制作は数ヶ月から半年程度の期間を要するケースも珍しくなく、発注が行われてから納品までそれなりの期間と労力が制作会社には発生します。後払いだと制作期間の経費などを賄えないなどの理由から、このパターンを好む制作会社は多くありません。
二つ目のパターンが、全額を前払いで振り込んでしまう方法です。見積もりや契約内容が固まったあと、制作料金が全て振り込まれるのを確認してから制作が始まるというもので、比較的見かけることの多い料金体系です。
制作会社としても。先にお金を全額振り込んでしまった方が安心して制作を進められるため、受注側としては嬉しい反面、発注側の負担が大きい点が懸念されます。
ホームページ制作は数十万円〜数百万円の料金が発生することもあり、予算の厳しい中小企業や個人事業主はまとめてこの額の現金を用意することは困難なものです。後払い方式とは対照的に、全額前払いは発注者を遠のかせてしまう料金システムと言えます。
発注者と受注企業の都合を検討した結果、採用している会社が増えつつあるのが着手金システムです。発注者は、はじめに制作料金の何割かを制作会社に支払い、ホームページが完成してから残りの料金を支払うという仕組みです。
この料金体系の場合、ホームページ制作会社はある程度の額をあらかじめ納めてもらえるので、スムーズな進行を実施できるだけでなく、発注者もまとまった額を一度に用意する必要がなくなるので、両者にとってストレスは小さいと言えます。
着手金の支払いは、制作会社と発注者の両方にとって、意味のある行為です。着手金の支払いが重要な理由を確認しましょう。
まず制作会社にとっての着手金の意味ですが、制作にかかる経費を充当する役割があります。上でも少し触れましたが、料金が完全後払いだと制作会社は完成までの予算を確保できない可能性もあります。このようなリスクを回避するためにも、着手金の受け取りによって経費を充当することは大切です。
発注者にとってのメリットですが、着手金を支払うことで、制作会社には責任を持ってホームページ制作を進めてもらえます。
いくら契約を正式な形で結んでいても、実際に金銭のやりとりが発生していないとなると、制作会社はクライアントからお金を振り込んでもらうまでは実質ただ働きとなります。あらかじめ料金の支払いを一部行っておくことで、制作物に責任を持ってもらうことができます。
制作会社へ全額料金を支払わなくとも、着手金として数割の額を支払っておくことで、修正依頼を丁寧にこなしてもらえたり、納期通りか、それより前倒しで納品してもらったりといった、サービスの品質向上も期待できます。
また、着手金の支払いがあることで依頼者も気軽に修正や質問事項を共有しやすくなり、制作会社も丁寧に応えてくれる効果も期待できるので、良好な関係を保つ上でも着手金の支払いは有効です。
着手金を支払わない方式でホームページ制作を依頼する場合、以下のようなリスクが発生することもあります。あらかじめ確認しておきましょう。
例えば料金が後払いでの発注の場合、納品後に金銭が発生するため、制作会社の都合で制作が遅れたり、突然受注がキャンセルとなるリスクも生まれかねません。あらかじめ着手金を納めておけば、万が一上記のようなトラブルとなっても法的措置を取りやすくなるので、リスク管理の上でも着手金の支払いは大切です。
料金を全額前払いの場合、修正確認や進捗報告もなく、質の低いホームページが納品されてしまうケースも考えられます。
納期ギリギリの納品であるのにもかかわらず、抜本的な修正が必要となった場合、修正を依頼しようにも時間がなく泣き寝入り、という事態にもなりかねません。料金が後払いの場合も、制作が後回しにされてしまうケースもあり、納品日に遅れが出たり修正対応が遅れたりというリスクもあります。責任を持って依頼を完了してもらうためにも、着手金は有効です。
着手金を用いた料金システムは様々な業種で見られますが、ホームページ制作においても採用されています。
着手金を用いた制作依頼はメリットも多い上、リスク管理にも有効なため、この仕組みを導入している制作会社を優先するというのも良い選び方でしょう。