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ホームページ制作におけるよくある7つのトラブル

ホームページ制作トラブル

「ホームページ制作がうまくいかず困っている、なんとかしてほしい」と弊社にお問い合わせをいただくことがしばしばあります。
問題解決のためトラブルの詳細をヒアリングさせていただく中、よく耳にするものを厳選いたしました。
これからホームページ制作を依頼しようとお考えの方は、一度目を通していただくと安心かもしれません。

ホームページ制作中のトラブル

ホームページ制作会社と途中で連絡が取れなくなる

ホームページ制作 連絡が取れない

個人のクリエイターにご依頼された場合、途中で連絡がつかなくなったというケースがよく見受けられます。

ホームページ制作会社の場合、住所や連絡先を公にしており、連絡がつかなくなると信用問題に関わるので、まず考えられないです。
個人の制作者の場合、制作者の所在はマッチングサイトなどでニックネームのみしか分からない場合が多く、連絡手段もマッチングサイト経由のみということで連絡手段が限られているため、その連絡を断ってしまうのは容易です。

そのため、制作中の行き違いやトラブルなどで制作者が一旦嫌になると、制作自体を止めてしまうクリエイターが存在し、途中で連絡がつかなくなるケースをしばしば耳にします。

ホームページ制作費というものが、数年前と比較して各段に値段が下がってきていると言われております。
単純に技術の進歩によるもの以外、一番の理由に個人クリエイターの参入という点だとも言われております。

テンプレート化が進んだことで、デザイナーでなくてもキレイなデザインを提供できるようになったことや、WordPressなどの無料ツールが流行ったことにより、エンジニアでなくてもブログや更新機能を備えたCMSと言われる管理画面を実装したサイトが簡単に作れるようになりました。

ホームページ制作 オンラインサービス

それにより、今までは会社という組織の中でデザイナーとエンジニアがチームとなり一つのホームページを制作していたのに変わり、個人一人で簡単に高性能なホームページが作れるようになったことで、個人で請け負うことが簡単になりました。
またランサーズやクラウドワークスなどのマッチングサイトの台頭により、個人レベルでも簡単に営業をすることも可能になり、会社に所属する必要が希薄になりました。

そして、依頼者は会社よりも個人に依頼する一番の理由として、個人の方が圧倒的にホームページ制作費が安いからです。

ではなぜ会社に依頼すると高く、個人だと安いのか。
それはとても簡単なことで、個人だと事務所が必要ありません。
自宅で行えるので、毎月の高い家賃に縛られることもありません。

また従業員に支払う給与も社会保険も交通費もなく、また事務所の光熱費も設備費も飲食代やトイレットペーパすら一切不要です。
会社だとそれらすべてが、制作費にプラスされると考えていただいても過言ではありません。

ご存知のように会社はお金がかかるのです。
でもそれだけ先行投資を行い、逃げ道を作らず全力で行っていることで「信頼」というサービスを提供しているのだと思います。

「信頼」という付加価値は見積もりには載っていませんが、その「信頼」こそが連絡が取れなくなるなどのトラブルを未然に防ぐ最大の保険だとお考えいただければと思います。

結論として、安心できるホームページ制作のご依頼の際は個人へのご依頼はせずに、会社へのご依頼をお勧めいたします。

ホームページ制作納期を守らない

ホームページ制作 納期

制作開始前のスケジュールの共有と要件定義の精度に問題があると思われます。
まずスケジュールの共有における大前提として、短納期な制作の場合はかなりの確立で納期遅れが発生します。

一般的な制作期間を参考例として、それよりも短いものを短納期としてお考えいただければと思います。
もちろん、制作のための素材有無やデザインへのこだわり、機能要求レベルなどにより前後しますので、あくまで一般的な目安としてとらえていただければと思います。

ホームページ制作6ページ
制作種類:コーポレートサイト
構造:TOPページ、サービス、実績、会社概要、お問い合わせフォーム、ブログ
全ページデザインカンプ(デザインの最終イメージ)を提出 ※レスポンシブデザインも含む全ページ
全ページコーディング
素材全支給(画像、テキストを全てクライアント側で用意)
制作期間:約4週間

いかがでしょうか。これより短いスケジュールではないでしょうか。
ホームページ制作会社から提示されたスケジュールがこれよりも早い場合は、危険だとお考えいただければと思います。

ホームページ制作というのは、ホームページ制作会社に完全に任せてしまえば恐らく1週間とか、もっと早ければ数日で完成させることも可能です。
なので、特にこだわりもなく、またホームページ制作会社を完全に信頼されており、完全にお任せという状況でしたら特に問題はないと思います。

しかし、ホームページ制作というのはお客様とホームページ制作会社が意見をぶつけ合い、確認を取り合い、すったもんだして出来上がる、この世に二つとないフルオーダーメイドの完成物です。

そのため、ホームページ制作会社からデザインの確認を求められた場合は、イメージが湧かないからといった理由や時間がないからといった理由で後でまた言えばいいという判断ではなく、時間がかかってもきちんと出来上がりをイメージして、修正依頼があれば必ずそのタイミングで伝えることが大切です。

そのチェックバックする期間というものがとても大切で、それがきちんとスケジュールに設けられているか、ホームページ制作会社が決めたチェックバック期間でちゃんと確認が出来るかをしっかりスケジュールチェックする必要があります。

つまり制作工程一つ一つにバッファを持ったスケジュールでないと、バタバタの確認や制作となってしまい、後から修正依頼を出したことでスケジュールが間に合わないことはおろか、結果として「追加費用」を請求されてしまうようなケースも当然起こってきてしまいます。

結論として、余裕あるスケジュールの確保というのが納期遅れを発生しないために最も重要なポイントとなります。

イメージしていたホームページと違う

ホームページ制作 デザインイメージ

一番の問題は、制作者からデザインなどの確認を求められたときに、よくわからないからとりあえずお任せしてみよう、という安易な気持ちでOKを出してしまい、出来上がってきてからイメージと違うからNOと言ってしまうパターンが最も多いと思われます。

ホームページ制作会社からしても、お任せと言われたのに修正となると困惑してしまいます。

またこの場合は、OKしてしまった以上後からNOを言ってしまうと、追加で費用が発生してしまいますので十分注意が必要です。
デザインイメージのすり合わせはとても大切で、「かっこいい」「かわいい」「おしゃれ」、この3ワードはとくに発注者側がよく使うワードですが、それぞれ3ワードは人によって大きく異なっています。3cmの線と伝えるのと、かっこいい線、と伝えるのでは伝わり方が全く違うのです。

結論として、できるだけ参考サイトを多く提示してください。
「かっこいい」というのはAというサイトのイメージ、だとか「かわいい」というのはBというサイトのイメージ、だとかホームページ制作会社の制作実績などを具体的に示すことで、仮に結果としてイメージ違いのデザインが上がってきたとしても、参考サイトのイメージと違う場合は、制作側の責任とすることができ、イメージが合うまで何度でもやり直してもらえることが大半です。

ホームページ制作中に次から次へと追加費用が発生する

ホームページ制作 追加費用

「イメージしていたデザインと違う」、でもお伝えしたパターンと似ているのですが、サイト制作の目的を伝えたから制作者には理解してもらっているだろう、と完全にお任せしてしてしまう場合や、もう少しイメージが固まってから言えばいいか、と後回しにしてしまう場合によく起きることが多いです。

ホームページ制作会社からデザインの確認を求められた場合は、後でまた言えばいいという判断で一旦OKと伝えてしてしまうと、そのデザインは確定となり後で変更するとなるとコーディングと言われる骨組みを一から直す必要があり、想定していた以上に追加で時間がかかってしまいます。つまり予算を超えてしまうため、ホームページ制作会社から追加請求されることがあります。

また最初の見積もりに入っていない機能を要求すると、当然「追加請求」が発生してしまいます。

結論として、確認を求められた際は「とりあえずOKだけど後で修正出来るよね」、とは言わず、後で修正出来ないものという認識でいた方が確実です。仮に制作者が「簡単なものでしたら後でもOKです」、と言ったからと言って実際に後で修正依頼した場合、「簡単ではないので追加請求になります」、ということを言われることもしばしばありますので、それなら、「後だしはしない、した場合は、追加がかかる」、と最初から考えていた方が間違いないかと思います。

ホームページ完成後のトラブル

ホームページ制作以外に毎月別途料金がかかる

ホームページ制作 別途料金

事前にホームページ完成後に費用がかかるかどうかの確認をする必要があります。

基本的にホームページ制作後も何らかの費用は絶対に発生します。

例えば、ドメイン更新費、サーバー利用料、ネット通販の場合ECカートの使用料、カード決済を導入している場合はカード決済会社への基本料の支払い、その他ブログなど自分で更新できる個所以外の場合には、更新依頼をして都度お見積りをいただかなくてはいけません。

ホームページは作って終わりではなく、作ってから維持するだけでも費用は発生しますし、さらにホームページから売り上げを作っていこうと考える場合は、広告などのプロモーション費やサイト解析をお願いした場合は、コンサルティング費など更に費用が発生いたします。

どんなに最小限に抑えても、「ドメイン代」と「サーバー代」は必ずかかりますので、またその取得や管理を依頼した場合はその管理手数料なども発生します。
普通にドメイン代だと年間100円~4,000円位が一般的です。但し更新の場合は、数百円で取得したドメインも数千円かかる場合が多いので要注意です。

またサーバー代だと月500円~3,000円位が一般的です。つまり自分で管理しても、2つの合計で年間6,100円~40,000円位はかかってきます。
これらの管理を依頼した場合は、大体月額5,000円~30,000円位が一般的かと思われます。

メールアドレスの発行・管理や、サーバートラブル時の対応などご自身でご不安な方は、ご依頼される場合が多いですが、ご自身で管理されている方も大半です。
ホームページ制作会社によっては、ドメイン・サーバー管理は絶対にご依頼しないといけない会社もありますし、逆に管理したくないホームページ制作会社もあり、様々存在しておりますので制作前に必ず確認するようにしてください。

結論として、ドメイン・サーバー代は必ずかかるので、それをご自身で管理するかご依頼するか、またご依頼した場合はいくらかかるのか。
さらに売り上げを上げていきたい場合は、そのための費用はどれくらいかかるのか、事前に確認することが重要かと思います。

きれいなホームページ制作をしてもらったが全然反響が無い

ホームページ制作 反響

ホームページ制作前に必ず「アクセスが伸びるサイトにしたい」ということと、「そのために何をすべきなのか」を確認してください。

キレイなサイトにリニューアルすれば、反響が増えると勘違いしているホームページ制作会社も実際に多いのも事実です。
「ものが良ければ必ず売れる」という発想は、アクセスが来てからの話となりますのでこのような発想をする職人気質のデザイナーに依頼してしまっては、アクセスが上がるのはいつになるか分かりません。

良いもの=キレイなサイトというのは当然であり、かつターゲットや集客したいキーワードが決まったら、そのキーワードでアクセスが集まるサイト構造を設計し、さらにキーワードにマッチしたページを沢山制作する必要があります。それでもやはり、Google任せとなっていたらいつ上位表示されるか分かりませんので、まずホームページを制作したら、同時に広告を出すことも重要です。

売上の公式
①アクセス数×②転換率×③客単価=売上

アクセスを集めたら、どれくらいのお客様が買ってくれているのかを分析してください。来てくれたユーザに対してアクションを起こした(買ってくれた)割合のことを「転換率」と言います。
転換率が一般的な数値よりも低いとなると、それは内容に問題があるか、集客のターゲットとホームページがマッチしていないなどの集客の仕方に問題があるかのどちらかとなります。

前者の場合は、問題のあるページでユーザーが離脱し、後者の場合は、アクセスの早い段階でページを離脱します。それを改善することで転換率を上げて売り上げを作っていきます。

最後に客単価ですが、単価が低いと1人を集客するためにかかった広告費率が高くなってしまいます。また初回購入で終わってしまっても同じことです。
客単価を上げるために、プラスアルファの購入や定期購入などの1人当たりのLTVの改善を行う必要があります。

結論として、まずアクセスを集めることとホームページ制作をすることは別だと理解し、どういったキーワードで集客するかを含め総合的な戦略を制作時から立てること、また制作の段階ではSEOを最大限意識し、決めたキーワードで最大に集客できる構造にすること、そしてプロモーションも並行して行うこと。
さらにサイトを分析し、転換率の改善、客単価の向上を図る様に努めてください。もちろん簡単なことではないので、WEBコンサルタントなどに相談に一緒に進めていくことでより早い結果を導くことが可能になると思います。

ホームページ制作後の運用をしてもらえない

ホームページ制作 運営

「毎月別途料金がかかる」と似ている部分も多いのですが、基本的にホームページ制作を行い完成するとその後何をしない、というお客様が多いのも事実です。

そのため、制作依頼時には、完成後のことを考えていらっしゃらない方が多いです。でも実はホームページは常に更新する必要があります。
更新をし続けないと、アクセスは集まらない仕組みになっています。

「うちはコーポレートサイトなので、更新はいらない」、そうお考えでしたらアクセスを集めるということはまず諦めてください。
アクセスを集めるためには、決めたキーワードで競合分析を行い、他社のサイトと比較してどんなコンテンツが不足しているかを考えて常に更新し、PDCAのサイクルを回し続ける必要があります。

もちろん、アクセスを集めるためだけの更新ではなく、会社として常に変化する行事の案内や新規事業追加など、ある程度年間計画を立てて、ホームページ制作時に事前に制作者に伝える必要があります。
事前に伝えることで、制作時のコスト内に入れていただきディスカウントが可能になる可能性が高いですが、完成後だとその都度制作単価を請求されて高くなる傾向にあります。

結論として、アクセスを集めるためには更新し続ける必要があり、アクセスを集めるため以外にも年間で事前に更新頻度を見積もっておく必要があるということです。

以上、代表的な6つのトラブルをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
もしこれからホームページ制作のご発注をされる場合は、頭の片隅にもでも置いていただきければ幸いです。

ホームページ制作 成功

ご不明点ご相談などがございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせいただければ幸いです。

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