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2021.11.09
ECの定石の一つ「有料会員専用コンテンツ」は、リピーターの確保やユーザーの信頼獲得を得るのに有用ですが、Shopifyでも可能です。今回は、Shopifyアプリ「Bold Memberships」で会員限定ページを作ってみようと思います。
目次
ECサイトの運営のノウハウの一つに、「会員制」を活用した囲い込みという手法があります。有料会員等の会員向けの限定コンテンツを取扱うことで、安定したリピーターの確保やユーザーの信頼獲得を図るわけです。ですがいざ会員限定の有料コンテンツシステムをECサイトに実装するとなると通常であれば制作費がその分膨れ上がります。
その点Shopifyはその機能を持った、あるいは満たしたアプリを設定するだけで、会員制サイトの仕組みを実装することが出来ます。今回は、そんな「有料会員サイト」導入アプリの一つであるShopifyアプリ「Bold Memberships」の導入と設定の仕方をご紹介します。
「Bold Memberships」は、BOLD社が開発したShopifyのアプリで、有料の会員制システムをShopifyに導入することが出来る定番アプリの一つです。
会員登録だけならばShopifyの機能でもありますが、もともとのShopifyの会員機能は無料会員制のもの。
ここに有料会員のシステムを導入し、有料会員向けのコンテンツも同時に取り扱うことで、さらにECサイトの価値を高めていくことが出来るアプリが、この「Bold Memberships」です。
「Bold Memberships」は月額9.99ドルの英語版表記のアプリで、無料体験期間が14日間設けられていますから、自分がやりたいことが出来るかどうか、また使い勝手はどうかなどを、あらかじめ試してみることが可能ですので、Shopifyへ有料会員制の仕組みの導入を考えているなら、まずは14日間、じっくり試してみることをお勧めします。
なお、料金は月9.99ドルではありますが、会員数が増えるほど料金も上がっていきますので、あらかじめ念頭に置いておきましょう。
主には上の7種がポイントの高い機能と思いますが、他にも様々な機能があります。
さてこの「Bold Memberships」、どのように設定すればよいのでしょうか。
「Bold Memberships」は英語版アプリなため、戸惑う方もいると思いますので、ここでは「Bold Memberships」の設定方法について、ご案内します。
1.「Bold Memberships」をShopifyアプリで検索、あるいはこちらから表示し、インストールをクリックします。
2.確認画面が表示されますので、「アプリをインストール」をクリック、続けて表示される「無料体験をはじめる」をクリックして、Shopifyへインストールします。
3.インストールが完了したら、Shopifyのアプリ管理を開き、アプリが正しく表示されていることを確認します。
これでインストールは完了です。
いよいよ設定へ入ります。
「Bold Memberships」をインストールしただけでは、まだShopifyのストアに有料会員制ECは設定されていません。ストアに有料会員の仕組みを導入するには、まず、アプリ用のコードをストアのテーマに設定する必要があります。
1.「Bold Memberships」の管理画面から「Home」-「Liquid Installation」をクリックします。
2.下のような画面が表示されます。
アプリ用のコードをテーマに設定する方法は2種類あり、表示されているオプションについては、下記のとおりです。
Option1 → ジャンプするリンク先のマニュアルに従って、自分のテーマのLiquidファイルを直接操作してコードを手動で追加する
Option2 → 開発元のBold社に依頼する(無料)
ここでは、直接コードを操作して設定する方法ではなく、「Option2」を選択して、設定を依頼します。
ソースコードの操作に抵抗がない、或いはなれているという場合は、「Option1」を選択してもOKです。
またこの作業は、一般的には、Shopifyサイトの構築を依頼した制作会社でも、依頼すれば設定をすることが可能です。
アプリ用のコードをテーマに設定できたら、いよいよ有料会員サイト用のカスタマイズの開始です。
・会員プランを作成しよう
1.まずは、有料会員制で使用する会員制度の設定をします。
「Bold Memberships」では、会員制度を「プラン」と呼びます。
「Bold Memberships」の管理画面「Home」―「Plan」をクリックします。
2.設定画面が表示されますので、「Create New Plan」をクリックします。
3.新規プランの設定が表示されますので、それぞれ必要な項目を設定し、「Save」をクリックして保存します。
Step1:
会員種別名と、タグ名、会員プランの説明を入力します。
お試し期間(トライアル期間)を有効にする場合はチェックを入れます。すると、トライアル期間の日数設定枠が表示されますので、日数を設定します。
※無効にしているときは、この日数設定枠は表示されません。
また、Eメールアドレスの確認を有効にするかどうかの設定もここで行います。
有効にしない場合は、チェックを外してください。
Step2:
会員費の料金や請求サイクルの設定を行います。
請求サイクルは「週」「月」「季ごと(年4回)」「年」の4種類から選択できます
Step3:
必要があれば、会員登録時のフォームへ追加する項目を設定します。
初期設定のフォームでは、「姓」「名」「メールアドレス」が項目としてあります。
Step4:
ルールを設定します。
ここで設定するルールでは、会員ランクに合わせて、特定の商品などを「Show」(公開)、「Hide」(非公開)、「Use a different Liquid Template」(通常と違うLiquidテンプレートを使う)ように設定することが出来ます。
また、その対象となるコンテンツについても、下記の中から選ぶことが出来る様になっています。
4.以上で、特定のページのみを特定の会員に公開するといった「会員限定ページ」の作成・設定は終了です。忘れずに「Save」をクリックして設定内容を保存、完了してください。
・会員登録用フォームの設置
1.さて、会員種別の設定が完了したら、いよいよ会員登録のフォームをストアに設置します。
「Home」-「Plan」を選択すると、先ほどの手順で設定したプランが表示されますので、右端の「Actions」をクリックします。
2.複数表示される項目の中から、「Get Widget」を選択します。すると、HTMLタグが表示されますので、これをコピーし、会員登録フォームを設置させたいページへ貼り付けます。
3.ソースを張り付けたページを表示し、正しくフォームが表示されているかを確認します。
※初期設定では、英語表記ですが、メニューの「Setting」-「Language Settings」の画面から、任意の名称に変更することも可能です。
基本となる有料会員の仕組みの設定まではこれで完了しました。
ですが、この有料会員の料金決済の仕組みを設定しないと、有料会員となったユーザーはストアを利用することが出来ません。
有料会員となったユーザーが、その会員専用コンテンツを利用できるようにするためにも、料金決済のシステムである「Stripe」のアカウントと「Bold Memberships」とを紐付ける必要があります。
「Stripe」のアカウントと「Bold Memberships」との紐づけは、メニューの「Setting」-「General Settings」の画面から行うことが出来ます。
1.Stripeの項目横にある「Connect Stripe Account」をクリックします。Stripeのページへ遷移します。
2.アカウントがない場合は、アカウントを作成し、Stripeと紐づけを行ってください。
3.紐づけが完了したら、これでいよいよ「Bold Memberships」を使用することが出来るようになります。
「Bold Memberships」は、Shopifyで有料会員サイトを作成するときの定番アプリの一つです。ECサイトに有料会員制のシステムを組み込む場合、その分制作費も開発期間も多くかかりますが、Shopifyでは「Bold Memberships」のようなアプリを利用することで、開発費を抑えながら有料会員制のECサイトを制作することが出来ます。
「Bold Memberships」は、英語版のアプリのため、設定画面から項目名の変更はできるとはいえど画面のメニューや説明、ヘルプなどは英語です。このためとっつきにくさを感じる方もいるかもしれません。また設定する内容が多くて躊躇する方も中にはいるかもしれません。ですが、有料会員制の導入を考えているならば、使わない手はないアプリの一つでもあります。
「Bold Memberships」の導入や設定で困っていたり、悩んでいたり迷っていたりしてしまっている。そんなときは、是非弊社MH DESIGNSまでお気軽にご相談ください。
Shopify公認パートナーである弊社は、「Bold Memberships」はもちろん、そのほかにも御社にとって最も適したアプリをご提案・導入・設定させて頂きます。
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